ログイン画面でキーボードが表示されない問題は、様々なデバイスで発生する一般的なトラブルです。この状況に直面すると、パスワードやPINの入力ができずにデバイスにアクセスできなくなり、非常に困ることがあります。本記事では、Windows、Mac、iPad/iPhone、Android、Ubuntu、ChromeOSなど、各種デバイスでのキーボード表示問題の原因と具体的な解決策を解説します。デバイスの種類によって対処法が異なりますので、お使いの端末に合わせた方法を試してみてください。
Windows PCでのキーボード表示問題と解決策
Windowsデバイスでは、ログイン画面(サインイン画面)でタッチキーボードやスクリーンキーボードが表示されないことがあります。以下の方法で問題を解決できる可能性があります。
スクリーンキーボードを手動で表示する
Windows 10のサインイン画面では、以下の手順でスクリーンキーボードを表示できます:
- サインイン画面右下の「コンピューターの簡単操作」をクリックします
- 表示されたメニューから「スクリーンキーボード」をクリックします
- パスワード入力欄をクリックし、スクリーンキーボードからパスワードを入力して「Enter」をクリックします
タッチキーボードの設定を確認する
タッチキーボードが表示されない場合は、以下の設定を確認してみてください:
- 「設定」-「デバイス」-「入力」のタッチキーボード設定が「ON」になっているか確認する
- 「設定」-「簡単操作」-「キーボード」のスクリーンキーボード設定を確認する
キーボード機能の問題を解決する
- 「固定キー機能」と「フィルターキー機能」が「オン」になっている場合は「オフ」にする
- デバイスを再起動する
- システムの復元を行う
Mac OSでのキーボード表示問題と解決策
Macでもログイン画面でキーボードが反応しない問題が発生することがあります。
キーボードの物理的な問題を解決する
- キーボードを別のポートに接続してみる
- 外付けキーボードを別のMacに接続して問題が解消するか確認する
- 問題が継続する場合は、Macの修理が必要かもしれません
システム上の問題を解決する
- Macを再起動してみる
- 様々な再起動モード(セーフモードなど)を試してみる
iPad/iPhoneでのキーボード表示問題と解決策
iPadやiPhoneでソフトウェアキーボード(オンスクリーンキーボード)が表示されない場合の対処法を紹介します。
基本的な対処法
- Bluetoothをオフにする(外付けキーボードとの接続を解除するため)
- デバイスを再起動する
- キーボードを使いたいアプリを再起動する
高度な対処法
- キーボードのフルアクセスを一度解除し再度有効にする
- キーボードの変換学習をリセットする(「設定」>「一般」>「転送またはiPadをリセット」>「リセット」>「キーボードの変換学習をリセット」)
- iPadOSを最新バージョンにアップデートする
- パスワードマネージャーアプリの自動入力をオフにする(「設定」>「パスワード」>「パスワードを自動入力」>「サードパーティーのパスワードマネージャー」をオフ)
最終手段
問題が解決しない場合は、iPadOSの不具合修復ツール(Tenorshare Reibootなど)を利用することも検討してください
Androidデバイスでのキーボード表示問題と解決策
Androidでキーボードが表示されない問題も一般的です。以下の方法で解決を試みてください。
基本的な対処法
- デバイスを再起動する(一時的なシステムの不具合を解消する効果があります)
- デフォルトのキーボードを確認する(設定アプリから「言語と入力」でデフォルトキーボードを確認)
- キーボードアプリをアップデートする(Google Playストアから最新バージョンを入手)
高度な対処法
- キーボードアプリのキャッシュデータをクリアする(設定>アプリ>キーボードアプリを選択>キャッシュクリア)
- デバイスをファクトリーリセットする(最終手段:事前にデータのバックアップを忘れずに)
Ubuntu OSでのキーボード表示問題と解決策
Ubuntuでは、以下の方法でログイン時にスクリーンキーボードを表示させることができます:
- GUIのubuntuログイン画面の右上にある人型アイコンをクリック
- 下三角のマークをクリックして機能を有効化するスイッチを表示
- スクリーンキーボードのスイッチをオンにする
- ユーザー名を選択するとスクリーンキーボードが表示される
ChromeOSでのキーボード表示問題と解決策
ChromeOSでは、特にタブレットモードで使用する際に仮想キーボードが必要です:
- システムトレイから「Settings」(設定)を開く
- 左側ペインで「Advanced」(詳細設定)をクリック
- 「Accessibility」(ユーザー補助機能)を選択し、「Manage accessibility features」をクリック
- 「On-screen keyboard」(画面キーボード)オプションを有効にする
リモートデスクトップでのキーボード問題と解決策
リモートデスクトップセッション中にキーボードが機能しない問題も発生します:
- リモートデスクトップ接続の設定を変更する(「ローカルリソース」タブ>「キーボード」>「Windowsキーの組み合わせリストを適用する場所」で「このコンピュータ」を選択)
- RDPクリップボードモニターを再起動する(タスクマネージャーでrdpclip.exeを終了し再実行)
- Windows Explorerを再起動する
まとめ
ログイン画面でキーボードが表示されない問題は、様々なデバイスで発生する一般的な課題ですが、本記事で紹介した方法を試すことで多くの場合解決することができます。問題の発生を予防するために、常にOSを最新の状態に保ち、キーボードアプリも定期的にアップデートすることをお勧めします。また、設定の変更を行う際は、元の設定を覚えておくと元に戻すことができるので安心です。
特にタブレットやタッチスクリーンデバイスを使用している場合は、事前にスクリーンキーボードやソフトウェアキーボードの使い方に慣れておくと、いざという時に混乱せずに対応できます。
参考サイト
SHARPサポート https://cs.sharp.co.jp/faq/qa?qid=142555
Tenorshare https://www.tenorshare.jp/iphone-fix/ipad-keyboard-do-not-showing-up.html
富士通Q&A https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=5411-1186

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