プロダクトのローンチが当たる時もあれば、なぜか外す時もある……。同じメンバー、同じ熱量なのに結果がブレるのはなぜでしょう。もし「成功の流れ」をあなたの行動手順として言語化できたら、今日から再現できます。『才能のトリセツ』の肝である「ポイント3:自己分析を成功の再現可能なアルゴリズムに変える『才能方程式』」は、まさにその答えです。読めば、強みを“気合い”ではなく“手順”に変える具体策が手に入ります。みなさん、次のプロジェクトで外さない準備、始めませんか?
01 TALENT EQUATION
「才能方程式」は、過去の成功体験を“動詞の連鎖”にして並べる方法です。ポイントは、名詞のラベル付けではなく、やっていることをそのまま短い動詞で書き出すこと。たとえば「共感する→統合する→体系化する」。この3語が、あなたの“勝ち筋”をシンプルに示します。
つまり、うまくいった日の“流れ”を抽象化してメモ化する。そこで初めて、次も同じ順序で動けます。
成功は手順に変えられます
- なぜ再現できないのか:出来事ベースの振り返りが多く、行動の順番と言葉が曖昧だから。
- 何をすべきか:成功の瞬間だけを切り出し、時系列で「短い動詞」に置き換える。
- 得られる効果:意思決定のスピードが上がり、迷いとやり直しが減ります。
02 HOW TO BUILD
「才能方程式」の作り方を3ステップでいきましょう。難しくありません。15分で初稿、翌日10分で磨けば十分です。
- ステップ1:成功シーンを1つ選ぶ
「なぜか回った提案」「炎上しかけを立て直した会議」など、1シーンに絞ります。 - ステップ2:動詞で分解する
「聞く→要約→仮説→合意」のように3~5個の動詞で。名詞は使いません。 - ステップ3:検証して短くする
冗長なら削る。順序が肝です。実務で試し、迷わず辿れる長さに。
× よくある落とし穴:「がんばる」「丁寧に」「スピーディーに」
○ 正しくは:「共感する→課題を一つに絞る→選択肢を提示する」
短い動詞で順序を固定する
03 CASE STUDY
IT現場の会話例で、使い方をイメージしましょう。
課長「今度のリリース、前回と同じ手順だと不安が残るよね」
メンバー「はい。ユーザーの声を拾い切れず、要件がぶれました」
課長「君の“うまくいった日”は、最初に何をした?」
メンバー「まず、不満に共感してから、課題を一つに絞りました」
課長「なら“共感→一意にする→アクション化”を今日の方程式にしよう」
メンバー「了解です。朝会で“共感メモ→一枚課題→3アクション”を共有します」
課長「いいね。午後のステークホルダー会議も、その順で進行しよう」
ここでのポイントは、会議の“型”が明確なので、誰が回しても一定品質で進むことです。
チームで同じ手順を共有する
04 PITFALLS AND FIXES
つまずきやすいポイントと処方箋をまとめます。
- 罠1:ラベル止まり
「自分は共感型です」で終わると動けません。動詞に変換し、順番を決めるだけで前進します。 - 罠2:完璧主義
初稿から100点は不要です。3語で粗く作り、現場で毎日0.5刻みで磨くのが最短距離。 - 罠3:他人の型のコピペ
トップ営業の型はあなたに合わないかもしれません。自分の成功断片から抽出しましょう。
私の失敗談を一つ。昔、プレゼン巧者の流儀を丸ごと真似し、情報過多で迷子に。そこで自分の方程式「構造化→段取り→関係調整」に戻したところ、会議時間は30%短縮、合意形成が滑らかになりました。
自分の型を信じて磨き続ける
05 TEAM OPERATION
チーム運用で一段上の効果を狙います。
- 方程式カード
各自の3~5語をカード化し、朝会で提示。「今日はこの順序で動きます」と宣言。 - フィードバックの型
レビューは「順序が守られたか」「動詞は適切か」の2軸だけに絞ると建設的です。 - 計測
リードタイム、手戻り件数、合意までの往復回数など、プロセス指標にするのがコツです。 - 交差運用
メンバー同士で方程式を交換し、別の領域で試すと、チームの“引き出し”が増えます。
方程式はチームの共通言語になる
06 ACTION CHECKLIST
今日から動ける最小アクションを置いておきます。
- 直近の成功シーンを一つ、3分でメモ
- その場面の行動を3~5個の動詞に変換
- 明日、同じ順序で15分だけ試す
- 夕方に3行で振り返り、動詞を1つ削る
- 朝会でチームに宣言してフィードバックをもらう
まず3語の下書きから始める
07 SUMMARY AND NEXT
『才能のトリセツ』の「ポイント3」は、自己分析を“武器化”する仕上げのパートです。動詞で順序を固定した「才能方程式」があれば、成功は偶然から設計へ、努力は根性から運用へと変わります。次の一歩はシンプル。あなたの“うまくいった瞬間”から、3つの動詞を取り出すだけ。きっと、プロジェクトの手触りが変わります。未来のチームは、個人の勘ではなく、方程式で前に進みます。
成功は設計できる
- 今後の展望
チーム横断で方程式を共有し、役割や文脈に応じて“型の図書館”を作ると、異動や新規事業でも立ち上がりが速くなります。みなさんの現場で、最初の1ページを一緒に作りませんか。

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