40代になって、将来の資産形成に本格的に取り組みたいと思っているあなた。「不動産投資に興味はあるけれど、まずは何から始めればいいのかわからない」「本業の収入だけでは将来が不安」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの不動産投資本では教えてくれない重要なポイントがあります。それは物件購入よりも前に必要な「自己資金の作り方」です。
今回ご紹介する芦沢晃氏の書籍は、単なる物件選びのノウハウを超えた、包括的な資産形成戦略を提示してくれます。この記事を読むことで、不動産投資を始める前に知っておくべき資金調達の多様な手法と、現代の金融トレンドを活用した効率的な資産運用について学べます。
従来の不動産投資本との決定的な違い
一般的な不動産投資本を手に取ったことがある方なら分かると思いますが、多くの書籍は「物件の見つけ方」「利回り計算」「管理のコツ」といった実践的なノウハウに偏りがちです。
しかし、芦沢氏の本書が画期的なのは、投資に先立つ「自己資金の作り方」に一章を丸ごと割いている点にあります。これは実に独創的なアプローチと言えるでしょう。
なぜなら、不動産投資における最大の障壁は、まさに初期資本の調達だからです。「物件は見つけたけれど、購入資金が足りない」という状況に陥らないよう、事前に資金調達の戦略を練っておくことが重要なのです。
本業収入だけに頼らない多様な資金調達手法
40代のあなたにとって特に参考になるのが、本業の収入以外から資金を捻出する具体的な方法です。芦沢氏は以下のような手法を提案しています。
少額での長期的な株式投資を基盤とし、それに加えて趣味や特技を収益化する仕組みを構築する方法です。これは、IT業界で培った知識やスキルを副業に活かすことを考えている40代の方には、まさに理想的なアプローチではないでしょうか。
重要なのは、楽しみながら資産を増やしていくという発想です。ストレスを感じながら無理やり節約するのではなく、自分の好きなことや得意なことを通じて収入源を多様化していくのです。
現代の金融トレンドを活用した賢い資産運用
本書の最新版では、インフレ、NISA、iDeCoといった現代の金融トレンドにも詳しく言及されています。これらの制度を効果的に活用することで、税制上の優遇を受けながら資産を増やしていくことが可能になります。
特に注目すべきは、不動産投資を単独の活動ではなく、包括的な資産形成ポートフォリオの一部として位置づけている点です。
これまで「株式投資か不動産投資か」という二者択一で考えがちでしたが、芦沢氏のアプローチは違います。リスク・リターン特性が異なる複数の資産を組み合わせることで、全体の資産をバランス良く増やしていくという、より高度な分散投資の考え方を提示しているのです。
40年の投資経験が裏打ちする信頼性
この包括的な視点の背景にあるのが、著者の40年にわたる証券投資経験です。不動産投資家としてだけでなく、金融市場全体を熟知した投資家としての知見が、本書の内容に深みを与えています。
読者は単なる不動産ノウハウだけでなく、金融全体を俯瞰する視点も同時に得ることができます。これは、将来的に資産1億円を目指すような長期的な視点で考える際に、非常に価値のある知識となるでしょう。
現金購入を前提とする不動産投資(インカムゲイン中心)と、長期的な視野で行う株式投資(キャピタルゲインも視野)を組み合わせることで、安定性と成長性の両方を兼ね備えた資産運用が実現できるのです。
今すぐ実践できる第一歩
この記事を読んで「確かに、物件選びの前に資金作りから始めるべきだ」と感じたなら、まずは以下のことから始めてみてください。
自分の現在の収入源を整理し、本業以外でどんな収益化の可能性があるかを考えてみることです。IT関連の知識、マネジメント経験、趣味や特技など、意外なところに収益の種が眠っているかもしれません。
そして、NISA枠を活用した少額投資信託の積立から始めて、まずは投資の基礎を身につけていく。この地道なステップこそが、将来の不動産投資成功への確実な道筋となるのです。
不動産投資は決して物件購入がゴールではありません。それはむしろ、包括的な資産形成戦略の中の一つの手段に過ぎないのです。今回ご紹介した芦沢氏の視点を参考に、あなた自身の資産形成プランを見直してみてはいかがでしょうか。
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