騙された時に他人を責めるのは簡単ですが、真の成功者は「すべての結果に対する責任は自分にある」と認識します。この経営者マインドこそが、キャリアを成功へと導き、人生の主導権を握る鍵となるのです。
【経営者マインドの本質】自責思考と他責思考の違い
人生で何か問題が起きた時、あなたはどのように考えますか?例えば、大きな取引に失敗したとき、「相手の担当者が理解力に欠けていた」と考えるのか、それとも「自分の説明が不十分だった」と考えるのか。この思考パターンの違いが、自責思考と他責思考です。
自責思考とは、失敗やうまくいかなかったことに対し、その原因(責任)を自分に求める考え方です。一方、他責思考とは、失敗やうまくいかなかったことに対し、その原因(責任)を自分以外に求める考え方です。
経営者マインドの核心は、この自責思考にあります。問題が発生した際に他人のせいにせず、自己責任の原則を重視することは、リーダーシップの本質です。なぜなら、他責思考では状況を改善するための行動を自ら起こせないからです。
この考え方は心理学では「ローカス・オブ・コントロール(統制の所在)」と呼ばれています。内的統制(自分自身に責任を求める)と外的統制(自分以外に責任を求める)の2つの概念に分けられますが、成功する起業家には「インターナル・ローカス・オブ・コントロール」が強い人が多いのです。
【成功する人の特徴】すべての結果を自分の責任と捉える
成功する起業家や経営者に共通する特徴は、「すべての行動の責任は自分にある」という強い信念を持っていることです。騙されたとしても、「騙される意思決定をした自分が100%悪い」と考えるのが経営者の思考法なのです。
起業家は企業の社長と同じです。たとえ従業員が0~少人数だとしても、1企業の代表取締役なのです。大企業の社長が責任を社員や他人に押し付けていたらどうでしょう?企業として成功するでしょうか。むしろ社長としては関わっていない案件であっても、社員が行ったことに対しては責任を取るはずです。
上手くいかないことを自責(自分の責任)にする。このマインドをつけていくことで、自分で反省し、自分で考え、自分で行動するようになります。これは起業家になったり、成功するためには必須の能力なのです。
他責思考では、いつまでも経ってもビジネスは上手くいきません。なぜなら、他人のせいにし続けている限り、自分の責任で行動できないからです。また、自分の責任で活動していない人のもとには、人は集まってきません。近づいていくと自分のせいにされてしまうからです。
【自己成長の鍵】失敗から学ぶ力を最大化する
経営者が他責思考だった場合、それが原因で会社の成長が停滞またはストップしてしまう可能性があります。実際、経営者が他責思考であったが故に、会社の成長が止まってしまったケースは少なくありません。
では、厳しい現実に直面した時、どうすれば自責思考を維持できるのでしょうか?
例えば「会社の給料が下がった」「この円安の状況のせいで、苦しい」と嘆くのは簡単です。しかし、そこで「あなた(自分)はその時、何をしていた?」と考えてみることが重要です。政府に対して文句を言うのは自由ですが、あなたに政権を変えることができるでしょうか?そんなところで他人をつるし上げて責任逃れをしても仕方がないのです。
自分で責任を取ることが習慣についていれば、問題を解決するために、ひたすら試行錯誤(行動)をするはずです。その行動が一時的にマイナスに働くこともあるかもしれませんが、この行動から一歩目が始まるのです。
他責マインドを無くすには、小さなことでもすべての行動について自分の責任と捉えて行動してみることが大切です。あなたの人生は他人に依存して時間を使いたいでしょうか?
【組織への影響力】自責思考が会社を成長させる理由
ビジネスにおいて、自責思考は非常に重要です。自責思考を持つ社員は、問題解決能力が高く、組織全体の成長に貢献します。彼らは責任感が強く、自分の役割を果たすために努力を惜しみません。これにより、会社全体のパフォーマンスが向上し、競争力が強化されます。
自責思考を持つ社員は、問題に対して主体的に取り組み、効果的な解決策を見つけることができます。彼らは問題の原因を自分の行動に求め、次回はどのように改善すれば良いかを考える力を持っています。このような思考パターンが、組織全体の問題解決能力を向上させる要因となります。
また、経営者が自己責任を取る姿勢を示すことで、スタッフもまた自身の行動や成果に対して責任を持つようになり、チーム全体のモラルと生産性が向上します。成功だけでなく失敗に対してもオープンに話し合える文化が醸成され、組織内の信頼関係が強化されるのです。
【実践テクニック】自責思考を身につける5つのステップ
では、具体的にどうすれば自責思考を身につけることができるのでしょうか?以下の5つのステップを実践してみましょう。
- 失敗を恐れず、学びと捉える
失敗は成長のための貴重な経験です。騙された経験さえも、将来同じ過ちを繰り返さないための学習機会と考えましょう。 - 柔軟な思考と自己改善への姿勢を持つ
固定観念にとらわれず、常に自分を改善する意識を持ちましょう。「私はこういう人間だから」という言い訳は、成長を妨げます。 - 長期的なビジョンを持つ
目の前の出来事に一喜一憂せず、長期的な視点で物事を捉えましょう。短期的な失敗も、長い目で見れば成功への道筋となります。 - 健康を優先し、自己管理を徹底する
体調が優れないと判断力も低下します。自己責任の考え方は、自己管理から始まります。 - 他責思考に気づいたら即修正する
日々の生活の中で他責思考が出てきたら、すぐに「私には何ができるか?」と考え直す習慣をつけましょう。
自己責任で人生を切り拓く-真の自立への道
経営者マインドの自責思考は、単なる責任の押し付けではありません。それは、人生の主導権を握るための考え方なのです。「他責(他人)に依存している人生ほど、自分の人生ではなくなっている」ということを意識しましょう。
自責思考を持つことで、どんな状況でも行動を起こす主体性が生まれます。失敗したとしても、次はどうすればより良い結果が得られるかを考えられるようになります。そして最も重要なのは、あなた自身が成長し続けられるということです。
人に騙されて大金を失ったとしても、その経験を糧に賢くなり、次はより良い判断ができるようになる-これが自責思考の真の価値です。この思考法を身につければ、キャリアの安定と成長、そして真の自己実現への道が開かれるでしょう。
参考情報
成功するためのマインドセット13(責任を取るのは自分)
経営者が他責思考だった場合の弊害とは?
https://note.com/satoshi_hirayama/n/neb9a7a22d0d7
経営者マインドとは?社長に必要な考え方と社員に当事者意識を
https://eosworldwide.jp/blog/management-mindset/


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