仕事ができるリーダーの秘密!手帳に空白を作る「サボり時間」の効果

# 仕事ができるリーダーの秘密!手帳に空白を作る「サボり時間」の効果

毎日の仕事に追われてしまっているリーダーの方、こんな悩みを抱えていませんか?「時間がいくらあっても足りない」「部下の相談に十分に対応できない」「自分の仕事が後回しになってしまう」。もしそうなら、あなたの手帳を一度見直してみてください。実は、あなたの手帳が「真っ黒」になっていることが、問題の原因かもしれません。

人財育成コンサルタントの吉田幸弘氏によると、「仕事ができるリーダー」と「仕事に追われるリーダー」の決定的な違いは、手帳の「空白」にあるといいます。本記事では、リーダーが意識的に作るべき「サボり時間」の重要性と、効率的な時間管理術について解説します。

リーダーが「サボり時間」を持つべき理由

真っ黒の手帳で忙しさアピールするリーダーの末路

ある会社で同時にリーダーになったAさんとBさん。Aさんは計画的に、リーダーとして精力的に仕事をすべきだと考え、スケジュールを時間単位で管理。空いている時間を見つけては新たな予定を入れ、常に手帳は予定で埋め尽くされていました。

一方、Bさんはよほどのことがない限り、予定が入っていない時間を毎日1~2時間は確保。担当する仕事量も自分の実力の8割程度に抑えていました。Aさんからは「サボりすぎだ」と言われるほどでした。

その後、二人はどうなったでしょうか?

最初はスケジュール通りに活動して順調だったAさんですが、リーダーならではの突発的な仕事や相談対応が増えるにつれ、残業や休日出勤が常態化。時間も心の余裕もなくなり、ミスも増え、徐々に精彩を失っていきました。それに伴い、Aさんのチームも疲弊していったのです。

「サボり時間」がリーダーを救う魔法の時間

対するBさんは、同じように様々な仕事が飛び込んできて忙しくなりましたが、毎日確保していた1~2時間の「サボり時間」を活用し、突発的な対応に充てることができたため、他の仕事に支障をきたすことなく業務を進められました。

吉田氏によれば、優秀なリーダーはみな「サボり時間」を確保しており、中にはこの時間を最優先にスケジュールに書き込む人もいるといいます。

「サボり時間」は「何に使ってもいい時間」であり、「魔法の時間」と言えるものです。ただし、ランチタイムをこの時間に当て込むのはNGだそうです。

「サボり時間」がもたらす4つのメリット

「サボり時間」を確保することで、リーダーには次のようなメリットがあります:

1. ボトルネックにならない決裁スピード

リーダーだからこその仕事である「決裁」。これが遅れると部下や後輩の業務が進まなくなったり、ビジネスチャンスを逃したりする可能性があります。皮肉なことに、リーダーが頑張れば頑張るほど、決裁待ちの書類が積み上がり、組織のボトルネックになってしまうのです。「サボり時間」を確保することで、急ぎの決裁に対応できる余裕が生まれます。

2. メンバーとの信頼関係構築

リーダーの予定が埋まりすぎていると、部下が相談したくても時間がなく、「いつも忙しそうで相談しづらい」と思われてしまいます。部下の新規企画も「上層部の説得が面倒だから」と断ってしまう場合も。

こうした対応を続けていては、部下はリーダーを信頼できなくなります。定期的な1on1ミーティングだけ「何でも聞くよ」と言っても、部下には「パフォーマンスばかり」と感じられ、心は離れていくでしょう。「サボり時間」があれば、部下との対話に十分な時間を割け、信頼関係の構築が可能になります。

3. 長期的視野を持った仕事への取り組み

ビジネス環境の変化が激しい現代では、常に新しいビジネスを考える必要があります。予定が埋まりすぎていると、どうしても目の前の仕事に追われ、長期的な視点を持ちにくくなります。

「サボり時間」を設けることで、長期的な課題や新しいアイデアに取り組む余裕が生まれます。

4. 不要な仕事の排除能力

リーダーの時間は限られています。手帳を予定で埋めようとすると、空き時間を埋めるためだけに「やる必要のない仕事」まで作ってしまいがちです。「サボり時間」を意識的に作ることで、本当に必要な仕事を見極め、不要な仕事を排除する習慣が身につきます。

リーダーが陥りがちな「余計な仕事」5つの罠

時間不足に悩むリーダーが無意識のうちにやってしまいがちな余計な仕事は、主に次の5つです:

1. 自己満足の仕事

資料作成で必要以上にデザインにこだわったり、社内資料なのに過剰に時間をかけたりすること。特に求められていないのに完璧を目指すのは、時間と労力の無駄遣いです。

2. 部下だけで決定できる仕事への過剰関与

部下が自分だけで完結できる仕事や意思決定できる仕事にまで口を出すと、部下の成長を妨げるだけでなく、仕事の進行も遅くなります。適切な権限委譲ができないリーダーは、自分の時間を浪費してしまいます。

3. 「念のための」過剰アピール

「リーダーとしてきちんとしていると思われなければ」という不安から、必要以上の情報を資料に盛り込んだり、上司に自分の頑張りをアピールするための無駄な打ち合わせをしたりすること。自信のなさが時間の無駄を生んでいます。

4. やる理由がない慣例的な仕事

「前からそうしているから」という理由だけで続けている仕事は見直しましょう。吉田氏が業務改善のコンサルティングをした企業では、「専務しか見ない報告書」が、その専務が2年前に退職した後も作られ続けていたそうです。

5. アリバイづくりの仕事

「申請書類の書式変更」「業績アップにつながらない見せかけの研修」「不要なマイクロマネジメント」など、結果につながらないプロセスはただの時間の無駄です。

仕事が速いリーダーと仕事に追われるリーダーの思考の違い

吉田氏によると、仕事が速いリーダーと仕事に追われるリーダーには、次のような思考の違いがあります:

  • 仕事に追われるリーダーは「できるだけ早くやらなきゃ」と考えるが、仕事の速いリーダーは「できるだけ遅くできないか」と考える
  • 仕事に追われるリーダーは部下に「いつでも相談に来いよ」と言うが、仕事の速いリーダーは「相談禁止タイム」を設ける
  • 仕事に追われるリーダーは全員をマネジメントしようとするが、仕事の速いリーダーは苦手な部下のマネジメントを別の人に頼むこともある

効率的な「サボり時間」の作り方

では、具体的にどうやって「サボり時間」を作ればよいのでしょうか?

  1. スケジュールに余白を作る:毎日最低1~2時間の「サボり時間」をあらかじめスケジュールに書き込む
  2. 一増一減の原則を守る:新たに仕事が1つ増えたら、既存の仕事を1つ減らす習慣をつける
  3. バッファを設ける:タスクの所要時間は予測より長くなりがちなので、余裕を持ったスケジューリングを心がける
  4. 「相談禁止タイム」を設定する:自分の仕事に集中するための時間を確保し、部下にも伝えておく
  5. 部下に任せられることは任せる:部下の成長のためにも、権限委譲を進める

これからのリーダーに求められる「余白」と「余裕」

変化の激しい現代のビジネス環境では、リーダーは常に新しい課題に対応しなければなりません。そのためには「余白」と「余裕」を持った時間管理が不可欠です。

吉田幸弘氏は「仕事が速いリーダー 仕事に追われるリーダーの時間の使い方」において、「リーダーの仕事は『テクニカルスキル(時間の使い方)』を高めても速くならない。『ヒューマンスキル』と『感情のコントロールスキル』が大切」と述べています。

「サボり時間」を意識的に確保することは、自分自身の仕事の質を高めるだけでなく、チーム全体のパフォーマスや信頼関係の向上にもつながります。手帳に余白のないリーダーは、心にも余裕がないリーダーなのかもしれません。

これからのリーダーに求められるのは、常に忙しさをアピールすることではなく、余裕を持って部下や組織の課題に向き合う姿勢なのです。あなたも今日から、手帳に「サボり時間」を書き込んでみてはいかがでしょうか?

参考情報

注意

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