2025年現在、高画質かつスムーズな映像撮影が可能な4K 60fpsドローンは、映像クリエイターやドローン愛好家から高い注目を集めています。4K解像度で毎秒60フレームという高画質・高フレームレート撮影は、ダイナミックな空撮映像を実現し、プロフェッショナルな映像制作や思い出の残る旅行記録に最適です。本記事では、最新の4K 60fps対応ドローンの特徴や選び方、おすすめモデルを徹底解説します。これから空撮を始めたい方や、機材のアップグレードを検討している方に役立つ情報をお届けします。
4K 60fpsドローンの選び方ポイント
4K 60fpsでの撮影ができるドローンを選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが重要です。これらの要素が揃ってはじめて、高品質な4K映像を撮影することができます。
ジンバル搭載カメラを選ぶ
4K撮影ができるドローンなら何でも良いわけではありません。空を飛ぶドローンは風やモーターの振動の影響を受けるため、映像のブレを軽減する「ジンバル」が必須です。3軸ジンバルを搭載したドローンを選ぶことで、ブレのない安定した高画質映像を撮影できます。
ジンバルがない安価なドローンでは、4K解像度で撮影できたとしても、映像がブレブレになってしまい実用に耐えません。綺麗な映像を撮るためには、少なくとも5万円以上の予算を考えておくとよいでしょう。
GPS機能搭載の機種を選ぶ
安定した空撮には、GPS機能が非常に重要です。GPS機能があれば、ドローンが空中で一定の位置を保持できるほか、バッテリー残量が少なくなった場合のオートリターン機能や、操縦者を見失った場合の自動帰還機能が利用できます。
さらに、最新のドローンではGPSを活用した被写体自動追尾や、あらかじめ設定した経路での自動飛行なども可能になっています。初心者でも安心して操縦できる点も大きなメリットです。
書き込み速度の速いSDカードが使えるか
4K 60fpsでの撮影は、データ量が非常に多くなります。そのため、高速な書き込みに対応したSDカードが必要です。書き込み速度が遅いSDカードを使用すると、せっかく撮影した映像がカクカクになってしまう恐れがあります。
最低でも64GB以上の容量と、UHS-Iスピードクラス3(U3)以上の書き込み速度に対応したSDカードを選ぶことをおすすめします。またドローン本体がそれらの高速SDカードに対応しているかも確認しましょう。
主要メーカーの4K 60fps対応ドローン比較
4K 60fps撮影に対応した主要メーカーのドローンを比較してみましょう。各メーカーの特徴や最新モデルを確認することで、自分に最適なドローンを見つける参考になります。
DJI(ディージェイアイ)の4K 60fps対応モデル
世界最大のドローンメーカーDJIは、多くの4K 60fps対応モデルをラインナップしています。
DJI Mavic 3シリーズ
Mavicシリーズの最高峰モデルであるMavic 3シリーズは、4/3型CMOSセンサーを搭載し、5.1K 50fps、4K 60fpsでの撮影が可能です。さらに、4K 120fpsのスローモーション撮影にも対応しています。Mavic 3 Proは2023年4月に発表された3眼カメラモデルで、広角から望遠まで様々な画角での撮影が可能です。
最大飛行時間は43分、最大伝送距離は15km(日本国内では8km)と非常に優れた性能を持ち、全方向障害物センサーも搭載されています。価格は25万円前後からと高額ですが、プロフェッショナルな映像制作には最適なモデルです。
DJI Air 3シリーズ
2023年に発売されたDJI Air 3は、48MPの広角カメラと望遠カメラを搭載した2眼カメラモデルです。どちらのカメラでも4K 60fps HDR撮影が可能で、最大飛行時間は46分と長時間の撮影が可能です。
また、2024年10月に発表されたDJI Air 3Sは、前モデルからさらに進化し、メインカメラに1インチCMOSセンサーを採用。前面にLiDARセンサーを搭載し、夜間でも安全な飛行を実現しています。
DJI Mavic Air 2
2020年に発表されたMavic Air 2は、1/2インチCMOSセンサーを搭載し、4K 60fps、120Mbpsでの撮影に対応しています。HDR動画撮影や1080p/240fpsのスローモーション撮影も可能です。
最大飛行時間は34分、最大伝送距離は日本国内で6kmと、当時としては優れた性能を持っていました。発売当初の価格は10万5600円からでした。
DJI Mini 4 Pro
249gという軽量サイズながら、4K 60fpsでの撮影に対応したMini 4 Proは、バッテリーを含めても重量が300g未満であるため、航空法上の規制の一部が適用されないメリットがあります。
1/1.3インチという比較的大きなセンサーを搭載し、塗り絵のような描写にならない自然な映像が撮影可能です。価格は13万円前後と、高性能ドローンとしては比較的手頃な価格設定となっています。
Autel Robotics(オーテルロボティクス)の4K 60fps対応モデル
DJIの強力な競合であるAutel Roboticsも、高性能な4K 60fps対応ドローンを提供しています。
Autel EVO II
Autel EVO IIは8Kでの撮影にも対応したハイエンドモデルです。4K 60fps撮影ももちろん可能で、最大飛行時間は40分と長時間の撮影が可能です。
1/2インチCMOSセンサーを搭載し、ISO範囲は100-6400と広く、様々な光条件下での撮影に対応しています。全方向障害物検知センサーも搭載されており、安全な飛行をサポートします。
Autel EVO Lite/Lite+
EVO LiteとEVO Lite+は、それぞれ特徴の異なるカメラを搭載しています。EVO Liteは5000万画素の高解像度センサーを搭載し、EVO Lite+は1インチCMOSセンサーで低光量下での性能が優れています。
どちらのモデルも4K 60fps撮影に対応し、最大飛行時間は40分。障害物検知機能も前方/後方/下方に搭載されています。
その他メーカーの4K 60fps対応ドローン
DJIとAutel以外にも、いくつかのメーカーが4K 60fps対応ドローンを展開しています。
Yuneec(ユーニーク)Typhoon H Plus
Yuneec Typhoon H Plusは、6ローター設計の安定性に優れたドローンで、1インチセンサーの4K 60fpsカメラを搭載しています。最大飛行時間は28分で、静音性にも優れたモデルとなっています。
Parrot(パロット)Anafi AI
Parrot Anafi AIは4G接続機能を備えた革新的なドローンで、4K 60fps撮影に対応しています。カメラジンバルは上下90度の広範囲な動きが可能で、真上や真下の撮影もできる特徴があります。
PowerVision PowerEgg X
PowerVision PowerEgg Xは、ドローンモード以外にもAIカメラやハンドヘルドカメラとしても使用できる多機能モデルです。4K 60fps撮影に対応し、最大飛行時間は30分となっています。
価格帯別おすすめ4K 60fpsドローン
予算に応じたおすすめの4K 60fps対応ドローンをご紹介します。
5万円台:初めての本格空撮におすすめ
DJI Mini 4K
- 価格:47,620円(税別)
- 特徴:246gの軽量ボディ、4K/30fps撮影、3軸ジンバル搭載
- 最大飛行時間:31分
Mini 4Kは4K 60fpsではなく4K 30fpsまでの対応ですが、初めての本格空撮に最適な価格と性能を持っています。重量が249g未満なので、航空法の規制の一部が適用されない点も初心者に優しいポイントです。
10万円台:高画質撮影を求めるアマチュアに
DJI Mini 4 Pro
- 価格:13万円前後
- 特徴:249gの軽量ボディながら4K 60fps撮影に対応、障害物センサー搭載
- 最大飛行時間:34分
軽量ながら4K 60fps撮影に対応し、全方向障害物検知機能も備えた高性能モデルです。アマチュアからセミプロまで幅広いユーザーに対応できる性能を持っています。
20万円以上:プロフェッショナルな映像制作に
DJI Mavic 3 Pro
- 価格:25万円前後
- 特徴:4/3型Hasselbladカメラと望遠カメラを搭載、4K 60fps、10-bit D-Log M対応
- 最大飛行時間:43分
プロフェッショナルな映像制作に最適なハイエンドモデルです。大型センサーによる高画質と、複数のカメラによる多彩な撮影スタイルに対応しています。
4K 60fpsドローンの市場動向と今後の展望
4Kカメラドローン市場は、2025年から2032年まで12.1%の複合年間成長率で成長すると予測されています。この成長の背景には、映像制作の需要増加や、個人・商業目的での利用拡大があります。
今後のトレンドとしては、AI搭載技術の進化、軽量化・コンパクトデザイン、5Gの普及によるリアルタイム映像ストリーミングの向上などが期待されています。また、環境に配慮した材料やエネルギー効率の高い設計も重要なトレンドとなるでしょう。
特に注目すべきは、LiDARなどの先進センサー技術の導入や、HDR撮影技術の進化です。DJI Air 3Sに搭載されたLiDARセンサーのように、夜間でも安全に飛行できる技術が今後さらに普及していくと予想されます。
4K 60fpsドローン購入前に知っておくべきこと
4K 60fpsドローンを購入する前に、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
航空法などの法規制
日本では、200g以上のドローンを飛行させる場合、航空法による規制があります。事前の許可・承認が必要なエリアや、飛行禁止エリアがありますので、購入前に確認しておきましょう。特に都市部や空港周辺での飛行には厳しい制限があります。
必要なアクセサリー
4K 60fps撮影には大容量かつ高速なSDカードが必須です。また、予備バッテリーや専用バッグなども準備しておくと便利です。プロフェッショナルな撮影を目指す場合は、NDフィルターなども検討しましょう。
保険への加入
万が一の事故に備えて、ドローン保険への加入も検討すべきです。機体の故障や落下による第三者への損害をカバーする保険が多数提供されています。
4K 60fpsドローンで撮影するためのテクニック
高画質な4K 60fps映像を撮影するためのテクニックをいくつかご紹介します。
光条件に合わせた設定調整
4K 60fpsでの撮影は、光条件によって設定を適切に調整することが重要です。明るい日中ではNDフィルターの使用を検討し、暗い環境では感度設定を適切に調整しましょう。
効果的な飛行パターン
滑らかで印象的な映像を撮るためには、効果的な飛行パターンを習得することが大切です。徐々に上昇しながら後退する「リビール」や、被写体を中心に周回する「オービット」など、基本的な飛行テクニックをマスターしましょう。
編集ソフトの活用
撮影した4K 60fps映像は、適切な編集ソフトを使うことでさらに魅力的になります。Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどのプロ向けソフトウェアを使いこなせると、クオリティの高い映像作品を作ることができます。
まとめ:あなたに最適な4K 60fpsドローンを見つけよう
4K 60fps撮影に対応したドローンは、映像制作の可能性を大きく広げてくれます。初心者から中級者には軽量で使いやすいDJI Mini 4 Proがおすすめですし、プロフェッショナルな用途にはDJI Mavic 3 ProやAutel EVO IIといったハイエンドモデルが適しています。
ドローン選びでは、カメラ性能だけでなく、飛行時間や伝送距離、障害物検知機能なども総合的に検討することが大切です。また、予算と用途に応じて最適なモデルを選び、法規制も必ず確認しましょう。
今後も4Kドローン技術は進化を続け、より高性能で使いやすいモデルが次々と登場することでしょう。ぜひあなたも4K 60fpsドローンを活用して、新たな視点からの素晴らしい映像世界を探求してみてください。
参考サイト
DJIジャパン公式サイト https://www.dji.com/jp
WDAドローンブログ https://blog.wda-jp.com/
ドローンスクール公式サイト https://school-drone.com/


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