【子供と一緒に楽しむ】コンポストで学ぶ食の循環!親子で始める環境教育

技術

コンポストとは「堆肥」や「堆肥をつくる容器」のこと。家庭から出る生ごみを微生物の力で分解し、栄養たっぷりの土に変身させる魔法のような仕組みです。今、保育園や小学校の環境教育として注目されているコンポストを、子供にもわかりやすく解説します。子供と一緒にコンポストに挑戦して、環境問題について楽しく学んでみませんか?

コンポストって何?子供にもわかる「魔法の土」の秘密

「コンポスト」という言葉を聞いたことがありますか?実はこれ、英語で「堆肥」のことを指します。家庭から出る生ごみや落ち葉などの有機物を、微生物のチカラで発酵・分解させて、植物が喜ぶ栄養たっぷりの土に変えることができるんです。

子供園では「堆肥」のことを「魔法の土」と呼んで、子供たちに教えています。確かに、野菜くずやみかんの皮などがいつの間にか土に変わるなんて、本当に魔法みたいですよね!

微生物くんのおかげで生ごみが土に変わる!

コンポストの中で大活躍しているのが「微生物」です。ある子供園では、子供たちはこの微生物に「微生物くん」と名前を付けて親しんでいます。

微生物くんは生ごみを食べて分解する働きをしています。特に揚げ物などの油分のあるものや甘いものが大好物で、微生物くんが活発に活動すると、コンポストの中はポカポカ温かくなるんです。

多くの子供たちは、「どうして温かくなるの?」と不思議に思います。これは微生物が生ごみを分解するときに熱を出すからなんです。小学生が実際にコンポストを触って「じんわりと温かい」ことに気づいて大興奮した事例もあります。

子供と一緒に始めやすいコンポストの種類

コンポストにはいろいろな種類があります。子供と一緒に始めるなら、どんなタイプがいいのでしょうか?

ダンボールコンポスト

段ボール箱を使ったコンポストは、材料が手に入りやすく、作り方も簡単なので、子供と一緒に取り組むのにぴったりです。段ボールは通気性と保温性に優れているため、微生物の活動に最適な環境を作り出せます。

八王子市立弐分方小学校では、4年生の子供たちが段ボールコンポストに取り組み、家庭からの生ごみを持ち寄って堆肥を作っています。自分たちで作った堆肥で大根を育て、収穫して食べるまでの体験を通して、子供たちは食の循環について学んでいます。

バッグ型コンポスト

最近は、都市部のマンションやアパートでも気軽に始められるバッグ型コンポストが人気です。新渡戸文化子ども園の年長組では、子供たちがチームに分かれて色ごとのバッグ型コンポストのお世話をしています。

バッグ型コンポストは、もみ殻などの基材の中に週2~3回生ごみを入れ、毎日混ぜていくだけの簡単なものです。子供たちも楽しんで取り組めるでしょう。

ミミズコンポスト

生き物好きの子供には、ミミズコンポストがおすすめです。ミミズが生ごみを食べて分解するので、目に見える形で変化が分かります。

コンパクトなデザインのものもあり、大きなスペースを取らずに始められます。子供と一緒に生き物の観察をしながら、堆肥作りができるのが魅力です。

子供と一緒にコンポストに挑戦!おすすめの始め方

夏休みの自由研究として取り組む

夏休みの自由研究として、コンポストに挑戦するのも良いでしょう。「LFCコンポスト 自由研究キット」のような、子供向けのコンポストキットも販売されています。

このキットには、コンポスト用の専用バッグや基材、温度計、観察日記付きのハンドブックなどが含まれており、子供が自分で取り組みやすくなっています。オンライン講座やLINEサポートもあるので、初めてでも安心です。

学校や園での取り組みをヒントに

保育園や小学校での取り組みを参考にするのも良いでしょう。「どろんこ会」の保育園では、子どもたちが調理スタッフと一緒に段ボールコンポストを作り、野菜の下処理で出る皮や種を毎日入れて混ぜ合わせています。

コンポストの中からカボチャの種が発芽したのを見つけて、それをプランターに植えて育てるなど、思いがけない発見や学びもあります。

コンポストを通じて子供が学べること

食の循環を体感できる

コンポストの取り組みを通じて、子供たちは「食の循環」を体感することができます。生ごみが堆肥に変わり、その堆肥で野菜を育て、食べるという循環の輪を目で見て理解できます。

新渡戸文化子ども園では、コンポストで作った堆肥(魔法の土)を使ってミニトマトを育て、普通の土で育てたものと食べ比べる実験も行っています。このような体験から、子供たちは環境の循環について理解を深めることができます。

もったいない精神が育つ

コンポスト活動を通じて、毎日どれだけの食べ物が捨てられているかを目の当たりにすることで、子供たちの中に「もったいない」という意識が芽生えます。

自分たちの生活の中で、どうすれば「もったいない」を減らせるのか考えるきっかけにもなります。コンポストは、環境問題を身近な問題として考えるための絶好の教材なのです。

生き物や自然への関心が高まる

コンポストの中で働く微生物や、時には虫などの小さな生き物との出会いを通じて、子供たちの生き物や自然への関心も高まります。

最初は「きたない」「うぇ~」と言っていた子供たちも、活動を続けるうちに生ごみを触ることに抵抗がなくなったり、「いろんなお給食のにおいがする」と好奇心を持って観察するようになったりします。

家庭でコンポストを始めるときの注意点

子供と一緒に取り組むポイント

コンポストを子供と一緒に始める場合は、子供が「自分でできる」体験を大切にしましょう。温度を測ったり、観察日記をつけたりする役割を与えると、より主体的に取り組めます。

また、コンポストの仕組みを絵本などを通じて分かりやすく伝えることも大切です。「くさる」「もったいなばあさんのいただきます」といった絵本の読み聞かせを通じて、環境の循環や「もったいない」についての理解を深められます。

臭いや虫が発生しないようにするには

コンポストを始める際に心配なのが、臭いや虫の発生です。特に子供がいる家庭では気になるポイントでしょう。

適切な管理をすれば、臭いはほとんど気にならなくなります。実際、発酵が進むと臭いもなくなっていくことが報告されています。また、虫が入らないようにカバーをかけて保管するなど、ちょっとした工夫で問題は解決できます。

まとめ:コンポストで広がる子供の世界

コンポストは単なるごみ処理の方法ではなく、子供たちに多くの「気づき」と「学び」をもたらす素晴らしい教材です。生ごみが堆肥に変わり、その堆肥で育てた野菜を食べるという循環を通じて、子供たちは自然の仕組みを体感的に学ぶことができます。

「今、都会で育つ子どもたちに足りないのは、本物の体験です。段ボールのなかにあるのは小さな世界ですが、その小さな世界のなかに、本物の体験がいっぱい詰まっているんです」と八王子市立弐分方小学校の清水校長は語っています。

コンポストを通じた環境教育は、子供たちに「もったいない」精神を育み、環境問題を身近なものとして考えるきっかけを与えてくれます。夏休みの自由研究や週末の親子活動として、ぜひコンポストに挑戦してみてはいかがでしょうか。

小さな段ボール箱やバッグの中から、子供たちの大きな未来につながる種が芽吹くかもしれません。

【参考情報】
どろんこ会 https://www.doronko.jp/action/20211202a/
LFCコンポスト https://lfc-compost.jp/about
新渡戸文化子ども園 https://nitobebunka.ac.jp/y/teacher_blog/post-47896/

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