【最新】千葉県市原市の京葉モノマー工場で大規模火災発生!二塩化エチレン引火で4時間燃え続ける

技術

2025年4月21日夜、千葉県市原市の京葉臨海コンビナート内にある化学工場「京葉モノマー」で大規模な火災が発生しました。火災は約4時間燃え続けた後、翌22日未明にほぼ消し止められました。この記事では、火災の発生状況から消火までの経緯、そして化学工場火災の危険性について詳しく解説します。

京葉臨海コンビナートで突如発生した化学工場火災

2025年4月21日午後10時45分頃、千葉県市原市五井南海岸の工場地帯にある化学製品製造会社「京葉モノマー」の塩化ビニールモノマー製造プラントで火災が発生しました。工場の近くにいた従業員から「二塩化エチレンが燃えている」との通報が消防に入り、すぐに消防車両が現場に急行しました。

火災発生時、工場は稼働中で、従業員は「製造に使う二塩化エチレンの流出を確認したあとに出火した」と証言していることがわかっています。現場は東京湾に面した「京葉臨海コンビナート」の一角であり、化学製品を製造する工場が多く立ち並ぶエリアです。

炎が上がった直後の現場では、鮮やかな赤い炎と黒い煙が立ち上っているのが確認されました。近隣の工場では警察による避難の呼びかけもあり、一時的に緊張感が走りました。幸いなことに、火災発生場所の周辺に住宅地はなく、人的被害も報告されていません。

消防隊による懸命の消火活動と鎮火までの経過

火災発生の通報を受けて、市原市消防局はポンプ車など19台を現場に急行させ、消火活動を開始しました。夜間の工場地帯での火災ということもあり、消防隊員たちは懸命に消火活動を続けました。

当初の段階では、延焼の恐れがあるため近隣工場への警戒も行いながらの消火活動となりました。火災は約4時間燃え続け、22日午前3時前に火はほぼ消し止められました。その後も消防隊による残火処理が続けられ、最終的には22日午前7時34分頃に完全に鎮火が確認されました。

消防と警察は、火災の原因について詳しく調査するため、現場検証を進めています。こうした化学工場での火災は、取り扱う物質の性質によっては大きな災害につながる可能性もあるため、徹底した原因究明が求められます。

京葉モノマー株式会社とは?塩化ビニールモノマー製造の専門企業

今回火災が発生した京葉モノマー株式会社は、1993年6月に設立された塩化ビニールモノマーの製造・販売を行う企業です。本社および工場は千葉県市原市に位置し、従業員数は39名となっています。

同社の資本金は2,400百万円(2024年12月末時点)で、株主構成はAGC株式会社が56.25%、株式会社クレハが25.00%、丸善石油化学株式会社が18.75%の出資比率となっています。代表者は七條和郎氏が務めています。

塩化ビニールモノマーは、私たちの身の回りにあるプラスチック製品の原料として広く利用されています。その製造過程では二塩化エチレンなどの化学物質を使用するため、安全管理が非常に重要となります。

化学工場の火災リスクと二塩化エチレンの危険性

今回の火災で燃えていたとされる「二塩化エチレン」は、塩化ビニールモノマーの製造過程で使用される重要な化学物質です。無色の液体で、強い臭いがあり、可燃性を持つ化学物質として知られています。

二塩化エチレンは引火性があり、高温にさらされたり、火源に近づけられたりすると燃焼する危険性があります。また、その蒸気は空気より重いため、低い場所にたまりやすく、遠くの着火源からも引火する可能性があります。

化学工場では様々な安全対策が施されていますが、一度事故が発生すると大規模な火災につながるリスクもあります。今回の火災では、二塩化エチレンの流出後に出火したとの証言があることから、何らかの原因で漏れ出した二塩化エチレンに引火した可能性が考えられます。

企業の対応と今後の安全対策について

AGC株式会社は22日、グループ会社である京葉モノマー株式会社での火災発生について発表し、「当事故により、近隣地域の皆様、行政その他関係者の皆様には、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。

また、事故の原因については「行政などと協力し、究明に努めてまいります」としており、今後の再発防止に向けた取り組みが期待されます。

化学工場での事故は、従業員の安全はもちろん、環境への影響なども懸念されるため、徹底した原因究明と安全対策の見直しが重要となります。特に危険物を扱う施設では、日常的な点検や訓練に加え、万が一の事故に備えた体制づくりが欠かせません。

化学工場火災から学ぶ安全管理の重要性

今回の京葉モノマー株式会社での火災は、幸いにも人的被害はなかったものの、化学物質を扱う工場での安全管理の重要性を改めて認識させる出来事となりました。

化学コンビナートでは様々な可燃性物質や危険物が扱われており、一度事故が発生すると大きな災害につながる可能性があります。そのため、日常的な安全点検や従業員への教育訓練、緊急時の対応マニュアルの整備など、多層的な安全対策が求められます。

今後も同様の事故を防ぐためには、今回の火災の原因を徹底的に究明し、その教訓を業界全体で共有していくことが重要です。また、地域住民の安全を守るためにも、迅速な情報提供や避難計画の見直しなど、企業と行政が連携した取り組みが期待されます。

参考情報:

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