宇宙に異星の生命体?地球から124光年先の惑星で「最強の生命痕跡」が発見される驚きの最新研究

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人類は古くから「宇宙に我々以外の生命体は存在するのか?」という根源的な問いに答えを探し続けてきました。ついに、その答えに一歩近づく重大な発見が報告されました。英ケンブリッジ大学が率いる天文学者チームが、地球から124光年も離れた系外惑星「K2-18b」の大気中に「生命の痕跡」を検出したのです。この発見は太陽系外に生命が存在する可能性を示す「最も強力な証拠」とされており、宇宙生物学の世界に大きな衝撃を与えています。

驚愕の発見!異星の海に「生命」の可能性

ケンブリッジ大学の研究チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を使った観測で、K2-18bと呼ばれる太陽系外惑星の大気中に、ジメチルスルフィド(DMS)とジメチルジスルフィド(DMDS)という化学物質の存在を検出しました。これらの物質は、地球上では海洋植物プランクトンなどの微生物によってのみ生成される特殊な化合物です。天文学では、こうした物質は「バイオシグネチャー(生命存在指標)」と呼ばれ、生命活動の痕跡を示す重要な指標となっています。

特筆すべきは、K2-18bの大気中にはこれらの物質が地球の数千倍という高濃度で含まれている可能性があるという点です。この惑星は水に覆われた海洋惑星である可能性が示唆されており、もし今回の観測結果と生命活動の関連が確認されれば、海洋生物が「あふれる」海が広がっているという驚くべきシナリオも考えられます。

「これは太陽系外惑星で生命の存在可能性を示す、これまでで最も有力な証拠です」と研究チームは述べています。私たちは宇宙における生命の発見という歴史的瞬間に近づいているのかもしれません。

K2-18bって、どんな惑星なの?地球とは全然違う?

K2-18bは2015年にケプラー宇宙望遠鏡によって発見された系外惑星で、地球の約2.6倍の大きさを持っています。この惑星は赤色矮星の周りを公転しており、液体の水が惑星表面に理論上存在可能な「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」に位置しています。

しかし、K2-18bは地球とよく似た「地球2.0」ではありません。今回DMSとDMDSを検出した研究チームは、2021年に「ハイセアン惑星」という新しい概念を提唱しました。これは太陽系には存在しない、大気と海に水素を豊富に含んだ惑星の種類です。K2-18bはこのハイセアン惑星である可能性が高いと考えられています。

「ハイセアン惑星とは、水素に富む大気を持ち、全体が液体の水で覆われた、居住可能性のある惑星を指します」と、研究の筆頭著者であるケンブリッジ大学天文学研究所のニック・マドゥスダン教授は説明しています。

一方で、K2-18bはガス惑星か、あるいは溶岩の海に覆われた惑星だと考える天文学者もいます。この惑星の正体については、科学者の間でもまだ議論が続いています。

本当に生命の痕跡なの?科学者たちの慎重な見方

今回の発見は非常に興味深いものですが、研究チームや他の専門家たちは、地球外生命の存在を断言するにはまだ早いと慎重な姿勢を崩していません。

DMSは生命の存在しない彗星からも発見されており、必ずしも生物学的副産物とはいえないのです。今回検出されたバイオシグネチャーは、未知の化学反応によって生成されたものにすぎない可能性もあります。

研究チームは、今回の観測結果が偶然の検出である確率はわずか0.3%だと主張していますが、科学的発見として認められるレベルに達するには偶然の確率が0.00006%以下にならなければならないとしています。そのためには、ウェッブ望遠鏡でさらに16~24時間の追加観測が必要だと述べています。

マサチューセッツ工科大学の天体物理学者サラ・シーガー氏は、「ハイセアン説を唱える人もいれば、高温のマグマの海を持つ天体とする人もいる。これは水素を豊富に含む大気の下に溶岩を持つ惑星で居住可能性が低い環境を意味する。小規模な海王星とみなす人さえいる」と指摘しています。

宇宙生命探査の「転換点」となる大発見

今回の研究は、以前の観測とは異なる装置と波長域を使用した独立した証拠であり、「信号は強く、明瞭だった」とマドゥスダン教授は述べています。「これが転換点となって、ある日私たちは、人類は宇宙で孤独な存在なのかという根本的な問いに答えられるようになるかもしれない」と期待を寄せています。

K2-18bのようなハイセアン惑星が注目される理由は、生命の痕跡を探す際のハードルが低いと考えられているからです。こうした惑星は地球より大きいだけでなく、これまで観測された系外惑星の大半がこのタイプに属します。また、恒星からの距離が比較的近いとみられることから、地球サイズの小さな惑星よりも見つけやすく、研究しやすいという利点があります。

今後数年間かけてウェッブ望遠鏡を用いた追加観測が計画されており、今回の発見を裏付ける証拠が見つかる可能性があります。ただし、124光年離れた惑星を直接探査する方法はありません。米航空宇宙局(NASA)の誇る史上最速の宇宙探査機パーカー・ソーラー・プローブでさえ、K2-18bに到達するには約19万年もかかるのです。

宇宙に広がる生命の可能性

今回の発見は、宇宙における生命の探査という人類の壮大な旅の中で、重要な一歩となる可能性があります。地球から124光年という途方もない距離にある惑星で生命の痕跡らしきものが発見されたことは、宇宙には私たち以外の生命体が存在する可能性を強く示唆しています。

もし今後の研究でK2-18bに実際に生命が存在することが確認されれば、それは私たちの宇宙観を根本から変える歴史的な瞬間となるでしょう。宇宙において生命は普遍的な現象なのか、それとも地球だけの特別な奇跡なのか。その答えに私たちは少しずつ近づいているのかもしれません。

これからも宇宙望遠鏡による観測や研究が進み、より多くの系外惑星で生命の痕跡が発見される日が来るかもしれません。人類はついに、宇宙における自分たちの位置づけについての根源的な問いに答えを見つける瀬戸際に立っているのです。

参考情報:
Forbes JAPAN(https://forbesjapan.com/articles/detail/78596
CNN(https://www.cnn.co.jp/fringe/35232025.html
sorae(https://sorae.info/astronomy/20250420-biosignature-k2-18b.html

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