回転寿司チェーン売上ランキング 2025最新版

歴史

回転寿司市場は1兆円に迫る勢いで拡大を続けており、各チェーン店が激しい競争を繰り広げています。高級だった寿司を低価格で提供できるシステムを確立し、幅広い客層に支持されてきた回転寿司業界。2025年現在、その覇権を争うチェーン店はどこなのでしょうか。最新の売上データと店舗展開状況から、回転寿司業界の最新トレンドを徹底分析します。

【最新】回転寿司チェーン売上ランキングTOP5

1位:スシロー 3017億円

「FOOD&LIFE COMPANIES」が運営するスシローは、2023年9月期の売上高が3017億円を記録し、回転寿司業界でトップの座を守り続けています。5年前(2019年)は1990億円だった売上が、2020年2049億円、2021年2408億円、2022年2813億円、2023年3017億円と順調に伸ばしており、5年間で売上を51.6%も増加させる驚異的な成長を遂げています。

スシローの成功の秘訣は、「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯」という経営理念に表れているように、とにかく美味しさにこだわり続けていること。ネタ、わさび、シャリ、醤油、すべてにおいて妥協のない品質追求が消費者から高い支持を得ています。

2位:くら寿司 2114億円

2位のくら寿司は2023年10月期に2114億円の売上を記録。近代の寿司業界に革命を起こし続けてきたくら寿司は、寿司のレーンを直線にしてボックス席を設けたり、寿司皿を回収するとゲームができる「びっくらポン」など、家族層から強い支持を獲得しています。

また、お寿司をホコリなどから守る「抗菌寿司カバー鮮度くん」の導入や、100円均一にこだわるビジネスモデルも特徴です。テクノロジーを駆使した運営で、コロナ禍でも過去最高売上を達成するなど、着実に成長を続けています。

3位:はま寿司 1971億円

牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスグループのはま寿司は、2024年3月期の売上高が1971億円と、大手3社の中で最も急激な成長を見せています。親会社の資本力を背景に最も勢いがあり、1位スシローを猛追しているのが特徴です。

はま寿司の特徴は、厳選素材と丁寧な手仕事へのこだわり。まぐろはおもに40kg以上の天然ものを使用し、サーモンは大型で脂乗りのよいアトランティックサーモンを氷水解凍しています。シャリには100%国産米を使用し、卓上に5種類の醤油が置かれているのも特徴です。

4位:かっぱ寿司 722億円

カッパ・クリエイトが運営するかっぱ寿司は、2024年3月期に722億円の売上を記録しています。かつては業界をリードする存在でしたが、近年は「ひとり負け」状態が続いており、赤字が続くなど苦戦を強いられています。

コロナ禍でさらに低迷し、回転レーンをなくすフルオーダー型への転換を進めるなど、改革に取り組んでいます。

5位:元気寿司グループ(魚べい) 618億円

元気寿司と魚べいを展開する元気寿司グループは、2024年3月期に618億円の売上を記録しています。特に魚べいは「美味しさ、楽しさ、スピード」を掲げ、オールオーダー型店舗で出店を相次いでいます。

レーンを縦に3つ積むことで他社よりも待ち時間を短縮し、寿司を回転させていないため衛生的かつ新鮮に食べられるという強みがあります。近年では魚べいの人気が急上昇しており、多くの消費者から支持を得ています。

店舗数から見る回転寿司業界の勢力図

店舗数から見ても、スシローの強さは際立っています。2025年2月末時点で、スシローは国内648店舗、海外195店舗の合計843店舗を展開。2位のはま寿司は国内631店舗、海外87店舗の計718店舗、3位のくら寿司は国内551店舗、海外135店舗の計686店舗となっています。

回転寿司チェーン店舗数ランキング(2025年2月時点)

  1. スシロー:843店舗(国内648、海外195)
  2. はま寿司:718店舗(国内631、海外87)
  3. くら寿司:686店舗(国内551、海外135)
  4. かっぱ寿司:292店舗(2023年7月時点)
  5. 魚べい:172店舗(2023年7月時点)

各社とも積極的な出店戦略を取っており、特にはま寿司は2022年から2023年の1年間で店舗数を3.9%増加させるなど、急速な拡大を続けています。

消費者から支持される人気ランキング

売上や店舗数とは別に、消費者からの支持という観点でのランキングも興味深いデータです。2025年の調査によると、「家族でよく利用する回転寿司ランキング」では、はま寿司が1位となっています。

家族でよく利用する回転寿司ランキング2025

  1. はま寿司
  2. くら寿司
  3. スシロー

また、「美味しい回転寿司チェーンランキング【2024年最新版】」ではスシローが1位、くら寿司が2位、はま寿司が3位という結果になっており、それぞれのチェーンが異なる強みで消費者の心を掴んでいることがわかります。

macaroniの読者アンケートによる「回転寿司チェーンの人気ランキング」では以下の結果となっています:

  1. はま寿司(81票)
  2. スシロー(65票)
  3. 銚子丸(55票)
  4. 回転寿司トリトン(51票)
  5. くら寿司(49票)

各社の差別化戦略と成功の秘訣

スシローの戦略

スシローは高級感を打ち出し、高めの客単価を維持することで他社を引き離しています。一店舗あたりの年間売上高は3億円超と他社を圧倒しており、外食産業全体でも驚異的な数字です。

また、くら寿司に比べ自動化が進んでおり人件費が低く、100円均一にこだわるくら寿司と比べて柔軟な価格設定をしているため粗利が高いという強みがあります。

特に海外展開に力を入れており、中期経営計画では海外事業の売上構成比40%の達成を目指しています。

くら寿司の戦略

くら寿司はテクノロジーを積極的に活用していることで知られています。

主な取り組みには以下のようなものがあります:

  • スマホアプリから予約や注文ができる「スマホdeくら」
  • すし皿にキャップをつけて鮮度や衛生を保つ「鮮度くん」
  • 空き皿を投入するとゲームができる「ビッくらポン」
  • セルフチェックやセルフレジで会計ができる「スマートくら寿司」

これらのシステムは、顧客満足度の向上や業務効率化、廃棄ロスの低減などに貢献しています。

はま寿司の戦略

はま寿司は「コストパフォーマンスがいい回転寿司」として1位を獲得するなど、価格の安さでも消費者から高い支持を得ています。スシローが120円〜、くら寿司が115円〜なのに対し、はま寿司は110円〜という価格設定が特徴です。

また、テクノロジー面でも以下のような取り組みを行っています:

  • レーン上のすし皿にQRコードをつけて注文や会計ができる「はまスマ」
  • レーン上のすし皿にLEDライトをつけて鮮度や種類を表示する「はまライト」
  • レーン上のすし皿にRFIDタグをつけて在庫管理や廃棄管理を行う「はまタグ」

「ストレートレーン(オーダーした寿司を客席に直送するレーン)」を導入している店舗が多いのも特徴で、「まわらないからネタが乾燥しなくていい!」と評価されています。

海外展開で急成長する回転寿司業界

回転寿司業界における大きなトレンドの一つが海外展開です。特に海外店舗数が多い会社は営業利益や純利益の増加幅が大きく、中には増加率100%を超える会社もあります。

スシローは2024年9月期の1年間で45店舗(国内7店、海外38店)を出店させました。特にアジア圏(中国+9、台湾+8、香港+7)を中心に出店を拡大し、中国では行列ができる店と話題になっています。

くら寿司も海外に135店舗を展開しており、スシローに次ぐ海外展開を進めています。一方、かっぱ寿司の海外店舗は2023年3月末現在で東アジアに6店舗、ASEANに1店舗と少ないものの、着実に展開を進めています。

回転寿司業界の今後の展望

回転寿司業界は、コロナ禍で外食産業が苦戦する中でも好調ぶりを見せてきました。2021年度の国内回転すし市場(事業者売上高ベース)は、10年前の4636億円(2011年度)から1.6倍の規模に拡大し、7400億円を超える見込みとなっています。

一方で、人口減少は回転寿司業界にとって大きな課題です。日本の人口は2020年に1億2600万人だったのが、2050年には1億600万人まで減少すると予測されており、これは回転寿司の需要減少や寿司職人の不足・高齢化にもつながります。

このような課題に対応するため、各社は以下のような戦略を取っています:

  1. デジタル化の推進:タッチパネルやスマホアプリでの注文・予約システム
  2. メニューの多様化:旬のネタや地方ネタ・ご当地グルメなどのフェア・キャンペーン
  3. サステナビリティへの取り組み:MSC認証やASC認証を取得した魚の使用

これらの革新的な取り組みや多様なニーズに応えるサービスにより、回転寿司業界は今後も成長を続け、日本経済復活のヒントになる可能性を秘めています。

まとめ:熾烈な競争が続く回転寿司業界

回転寿司業界では、スシロー、くら寿司、はま寿司の上位3社が激しい競争を繰り広げています。各社がスケールメリットを活かすべく店舗数を増やし、同時に独自の強みを打ち出す「陣取り合戦」が続いています。

特に注目すべきは、上位チェーンが国内市場をより深耕する「市場浸透戦略」と、収益力の高い海外市場を開拓する「新市場開拓戦略」を同時に展開している点です。

消費者としては、各社の競争によってより美味しく、より安く、より便利な回転寿司を楽しめる環境が整ってきているといえるでしょう。今後も目が離せない回転寿司業界の動向に、引き続き注目していきたいものです。

参考情報サイト

注意

・Amazonのアソシエイトとして、双子のドラ猫は適格販売により収入を得ています。
・この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的・法律的なアドバイス等の専門情報を含みません。何らかの懸念がある場合は、必ず医師、弁護士等の専門家に相談してください。
・記事の内容は最新の情報に基づいていますが、専門的な知見は常に更新されているため、最新の情報を確認することをお勧めします。
・記事内に個人名が含まれる場合、基本的に、その個人名は仮の名前であり実名ではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました